札幌の実家を売却したいときは誰に相談する?相談前の準備と相続後の流れ
2026.09.10札幌の実家を売却したいとき、相談先は困りごとの種類で3つに分かれます。
・名義の変更(相続登記)や遺産分割のこと → 司法書士
・相続税や売却時の税金のこと → 税理士
・いくらで売れるか、どう売るか、空き家の管理 → 不動産会社
とはいえ、実際には「何が問題なのか自体が分からない」という状態で相談に来られる方がほとんどです。その場合は、不動産会社に最初に相談していただくのが早道です。売却の見通しを立てる過程で、名義や税金の問題が見えてきますし、必要に応じて司法書士や税理士をご紹介できます。
この記事では、札幌市で2002年から不動産の買取・売却に携わる株式会社レックが、実家の売却相談で実際によく聞かれる内容をもとに、相談前の準備と売却の流れを解説します。
実家の売却相談でまず確認される3つのこと
不動産会社に相談すると、最初に次の3点を確認されます。相談前にざっくりでも分かっていると、話が一気に進みます。
1. 実家の名義は誰か
親が存命で親名義なら、売主は親本人です。親が亡くなっている場合は、相続登記をして相続人の名義に変えてからでないと売却できません。名義は法務局で登記事項証明書を取れば分かります。
2. 相続人は誰で、全員が売却に同意しているか
兄弟姉妹が複数いる場合、遺産分割協議で「誰が実家を相続するか」を決める必要があります。全員の同意がないまま売却の話を進めると、後でもめる原因になります。
3. いつまでに、どうしたいか
「早く手放して管理の負担をなくしたい」のか、「時間がかかっても高く売りたい」のかで、提案する方法が変わります。実家が空き家になっている場合は、冬の水抜きや除雪の負担がどこまで続くかも判断材料になります。

相談前に用意しておくと良い書類
すべて揃わなくても構いません。あるものだけ持参いただければ査定はできます。
・固定資産税の納税通知書(毎年4〜5月頃に届く。評価額と地番が分かる)
・登記事項証明書または権利証(名義の確認)
・亡くなった親の戸籍謄本、相続関係が分かるもの(相続の場合)
・建物の図面、建築時の書類(あれば)
・実家の鍵(訪問査定の際に必要)
相続した実家を売却するまでの流れ
親が亡くなった後の実家売却は、次の順番で進みます。
1. 遺言書の有無を確認する
2. 相続人を確定し、遺産分割協議で実家を誰が相続するか決める
3. 相続登記をして名義を相続人に変更する(司法書士に依頼するのが一般的)
4. 不動産会社に査定を依頼し、仲介か買取かを決める
5. 家財の整理・処分をする
6. 売買契約、残金決済、引き渡し
相続登記は2024年4月1日から義務化され、相続を知った日から3年以内に登記しないと10万円以下の過料の対象になります。売却するためにも必要な手続きなので、早めに進めることをおすすめします。
なお、相続人が複数で「売って代金を分けたい」という場合は、いったん代表者の名義にして売却し、代金を分ける「換価分割」という方法がよく使われます。遺産分割協議書にその旨を書いておく必要がありますので、司法書士に相談してください。
実家の売却で使える可能性のある税金の特例
相続した実家を売るときは、次の2つの特例を知っておいてください。どちらも要件が細かいため、最終的には税理士または税務署への確認が必要です。
相続した空き家の3,000万円特別控除
亡くなった親が一人で住んでいた家を相続して売る場合、売却益から最大3,000万円を差し引ける制度です。主な要件は、昭和56年5月31日以前に建てられた家であること、マンション(区分所有建物)でないこと、相続開始から3年目の12月31日までに売ること、売却価格が1億円以下であること、耐震基準を満たすか取り壊して売ることなどです。この特例の適用期限は2027年12月31日までの売却とされています。
取得費加算の特例
相続税を払った方が、相続税の申告期限から3年以内に相続した不動産を売った場合、払った相続税の一部を取得費に加えて、売却益を減らせる制度です。
札幌市内の実家は昭和50年代以前の建物も多く、上記の空き家特例の対象になるケースがよくあります。ただし「相続から3年目の年末まで」という期限があるため、迷っているうちに期限を過ぎてしまうことがないよう、早めの相談をおすすめします。
実家が古い・遠方に住んでいる場合の売却方法
実家の売却相談で多いのが、「築40年以上で仲介では買い手がつきにくい」「自分は道外に住んでいて、内覧や片付けのために何度も札幌へ来られない」という悩みです。
この場合は、不動産会社が直接買い取る方法が向いています。株式会社レックの買取では、お問い合わせから引き渡しまで2週間〜1ヶ月程度が目安で、内覧対応や仲介手数料は不要です。家財が残ったままの状態や、建物が古く現状のままでの引き渡しも相談できます。買取価格は仲介で売れた場合の相場より低くなることが一般的ですので、時間と手間をかけて価格を優先するか、確実さと負担の少なさを優先するか、で選んでいただければと思います。
よくある質問
Q. 実家の売却は、まず誰に相談すればいいですか?
A. 何が問題か分からない段階なら、不動産会社にご相談ください。売却の見通しを立てる中で名義や税金の論点が整理でき、必要なら司法書士や税理士をご紹介します。
Q. 兄弟の一人が売却に反対しています。売れますか?
A. 相続人全員の同意がないと売却できません。まず遺産分割協議で誰が相続するかを決める必要があります。話し合いがまとまらない場合は、弁護士や家庭裁判所の調停という選択肢になります。
Q. 実家に荷物が残ったままでも相談できますか?
A. できます。仲介では売り出し前に片付けが必要になりますが、買取であれば家財が残った状態でも対応できることが多いです。
Q. 道外に住んでいても札幌の実家を売れますか?
A. 売れます。査定や現地確認は不動産会社が行い、契約書類は郵送でやり取りできます。決済の日も、司法書士を通じて来札せずに行う方法があります。
まとめ
札幌の実家を売却するときは、「名義は誰か」「相続人全員が同意しているか」「いつまでにどうしたいか」の3点を整理することが出発点です。相続登記の義務化や3,000万円特別控除の期限など、時間が経つほど不利になる要素があるため、迷っている段階でも早めに相談することをおすすめします。
株式会社レックでは、実家の売却について、名義や税金の論点整理から仲介・買取のご提案まで一括してご相談いただけます。道外にお住まいの方からのご相談も多くお受けしていますので、お気軽にお問い合わせください。談ください。の家がいくらで、いつまでに売れそうかを知りたいという段階でも構いませんので、お気軽にご相談ください。
監修:大友 涼(宅地建物取引士 第023280号)/株式会社レック(北海道知事免許 石狩(5)第6789号)
札幌市中央区南一条西24丁目1-6 レクシブ裏参道7F|2002年創業、札幌市を中心に不動産の買取・売却・管理を行っています。
※税金に関する記載は執筆時点の一般的な制度の説明であり、適用の可否は個別の事情により異なります。最終的な判断は税理士または税務署にご確認ください。

