札幌で住みながら家を売却する方法|内覧対応・引き渡し時期・仮住まいを避けるコツ
2026.09.05家に住みながら売却することは、札幌でも一般的に行われています。むしろ、住み替えの場合は「住みながら売る」方が多数派です。先に結論をまとめると次の通りです。
・住みながらの売却は可能で、仲介でも買取でも対応できる
・仲介の場合は内覧対応が必要になり、売り出しから引き渡しまで3〜6ヶ月が目安
・仮住まいを避けたいなら「引き渡し猶予」「買い替え特約」「買取で引き渡し日を指定」の3つの方法がある
この記事では、札幌市で不動産の買取・売却を行う株式会社レックが、住みながら売却するときの流れと、実際に相談の多い「内覧」「引き渡しのタイミング」「仮住まい」の問題を解説します。
住みながら家を売る流れ(仲介の場合)
住みながら仲介で売却するときの流れは、空き家を売る場合とほぼ同じですが、内覧対応と引き渡し日の調整が加わります。
1. 査定を受け、売り出し価格を決める
2. 不動産会社と媒介契約を結び、売り出しを開始する
3. 購入希望者の内覧に対応する(住みながらなので日程調整が必要)
4. 買主が決まったら売買契約を結ぶ。このとき引き渡し日を決める
5. 引き渡し日までに引っ越し、残金決済と同時に鍵を渡す
ポイントは4番目の「引き渡し日」です。契約から引き渡しまでの期間は1〜2ヶ月が一般的ですが、売主の事情に合わせて2〜3ヶ月に設定することも交渉次第で可能です。次の住まいの準備期間として、この期間をどう確保するかが住みながら売却の要になります。

住みながら売るときの内覧対応のコツ
内覧は、買主が実際の住み心地を確かめる場です。家具や生活感があること自体はマイナスではなく、「暮らしのイメージがしやすい」という利点もあります。実際に成約につながりやすい内覧のポイントは次の通りです。
・玄関・水回り・リビングの3ヶ所を重点的に片付ける。すべての部屋を完璧にする必要はない
・内覧中はすべての部屋の照明をつけ、カーテンを開ける。札幌の冬は日照が短いため、午前中〜14時頃の内覧が有利
・収納の中も見られる前提で整理しておく
・冬は玄関前の除雪をしておく。足元が悪いと第一印象が下がる
・売主が同席する場合は、聞かれたことに答える程度にし、説明は不動産会社に任せる
内覧は土日に集中しやすく、1件あたり30分〜1時間程度です。売り出し中は月に2〜4件程度の内覧が入るイメージで、平日の希望が入ることもあります。この対応が負担になる場合は、後述する買取という選択肢もあります。
仮住まいを避けるための3つの方法
住みながら売却する方の最大の心配は、「売れた後、次の家に入るまでの住む場所」です。仮住まいをすると引っ越しが2回になり、費用も手間も倍になります。これを避ける方法は3つあります。
1. 引き渡し猶予をつける
売買契約の時点で、「残金決済後も一定期間(通常1週間〜1ヶ月程度)は売主が住み続けられる」という特約をつける方法です。決済で受け取った代金を新居の購入資金に充てられるため、資金面でも助かります。買主の了承が必要ですが、実務ではよく使われます。
2. 買い替え特約をつける
新居を先に契約する場合に、「今の家が期日までに売れなければ新居の契約を白紙にできる」という特約です。売主側(新居の売主)にとっては不利な条件のため、新築や人気物件では断られることもあります。
3. 買取で引き渡し日を自分で決める
不動産会社が直接買い取る場合は、買主探しの期間がないため、「新居の引っ越しに合わせて○月○日に引き渡し」といった日程を最初から決められます。株式会社レックの買取では、お問い合わせから引き渡しまで2週間〜1ヶ月程度が目安ですが、売主の希望に合わせて引き渡しを先に設定することも相談できます。
住みながらの売却で住宅ローンが残っている場合
住宅ローンが残っていても、売却代金で完済できれば問題ありません。残金決済の当日に、買主からの代金でローンを完済し、抵当権を抹消する流れになります。
新居もローンで購入する場合は、今の家のローン残債が新居の審査に影響します。売却が先に決まっていれば「売却代金で完済予定」として審査を進められますので、住み替えを考えている方は、新居探しと同時に今の家の査定を受けておくことをおすすめします。
内覧の負担なく住みながら売りたい場合は買取という選択肢があります
住みながらの売却で負担になりやすいのが、内覧の日程調整と、いつ売れるか分からない不安です。小さなお子さんがいる、共働きで土日も予定が入る、近所に売却を知られたくない、といった事情がある方には、買取が向いています。
買取の場合、現地確認は不動産会社の担当者が1〜2回訪問するだけで、不特定多数の内覧はありません。仲介手数料もかからず、広告も出さないため周囲に知られることもありません。一方で、買取価格は仲介で売れた場合の相場より低くなることが一般的です。価格を優先するなら仲介、引き渡し日の確実さと負担の少なさを優先するなら買取、という整理で検討していただくと判断しやすいと思います。
よくある質問
Q. 住みながら売ると、空き家で売るより価格は下がりますか?
A. 一般的には大きな差はありません。生活感よりも、価格設定と物件の状態の方が影響します。ただし、荷物が多すぎて部屋が狭く見える状態は印象を下げるため、内覧前の整理は必要です。
Q. 内覧はどのくらいの頻度で入りますか?
A. 価格やエリアによりますが、売り出し直後の1〜2ヶ月は月に2〜4件程度が目安です。土日に集中する傾向があります。
Q. 売れた後、次の家が決まるまで住み続けられますか?
A.「引き渡し猶予」の特約を契約時につければ、決済後も一定期間住み続けられます。買主の了承が必要ですので、売り出しの時点で不動産会社に希望を伝えておいてください。
Q. 札幌の冬に住みながら売り出すのは不利ですか?
A. 内覧は減る傾向がありますが、暖房の効き方や結露の状態など、冬にしか確認できない点を買主に見てもらえるという利点もあります。玄関前の除雪と室内の明るさを保つことが大切です。
まとめ
札幌で住みながら家を売ることは十分に可能で、仮住まいを避ける方法も「引き渡し猶予」「買い替え特約」「買取で引き渡し日を指定」の3つがあります。内覧の負担を許容して相場価格を狙うなら仲介、負担を減らして引き渡し日を確実にしたいなら買取、と整理して選んでいただくのが良いと思います。
株式会社レックでは、住みながらの売却に関するご相談から、直接買取まで対応しています。「まだ売ると決めたわけではないけれど、住みながら売れるのか知りたい」という段階でも、お気軽にご相談ください。。
監修:大友 涼(宅地建物取引士 第023280号)/株式会社レック(北海道知事免許 石狩(5)第6789号)
札幌市中央区南一条西24丁目1-6 レクシブ裏参道7F|2002年創業、札幌市を中心に不動産の買取・売却・管理を行っています。
※税金に関する記載は執筆時点の一般的な制度の説明であり、適用の可否は個別の事情により異なります。最終的な判断は税理士または税務署にご確認ください。

