札幌で使わない土地を売却する方法|持ち続ける費用・売る前の確認事項・売れにくい土地の対処
2026.09.26使う予定のない土地は、持っているだけで固定資産税と管理の負担がかかり続けます。札幌で使わない土地を売却するときの結論は次の通りです。
・更地は住宅用地の特例がなく、同じ評価額の家付き土地より固定資産税が高い
・売る前に確認するのは「境界」「地目・用途地域」「古家や埋設物の有無」の3つ
・札幌市内や近郊の住宅地なら仲介でも買取でも売れる。郊外や形の悪い土地は買取や隣地への売却が現実的
・買取なら測量や古家の解体をせず、現状のまま2週間〜1ヶ月で手放せる
この記事では、札幌市で2002年から不動産の買取・売却に携わる株式会社レックが、使わない土地の売却の流れと、土地特有の確認事項を解説します。

使わない土地を持ち続けるとかかる費用
土地は建物と違って傷みませんが、費用は毎年かかります。
・固定資産税・都市計画税:住宅が建っている土地は「住宅用地の特例」で税額が最大6分の1になりますが、更地にはこの特例がないため、同じ評価額でも税額が数倍になります
・草刈り・除雪などの管理費:札幌では夏の雑草と冬の雪の両方の管理が必要で、近隣から苦情が来ることもあります。業者に頼めば年数万円
・不法投棄や火災のリスク:管理されていない土地はごみを捨てられやすく、所有者の責任で処分することになります
「使う予定はないが、いつか値上がりするかもしれない」と持ち続ける判断もありますが、その間の税金と管理費を年単位で積み上げると、想像より大きな金額になっていることが多いです。
土地を売る前に確認する3つのこと
1. 境界が確定しているか
隣地との境界が確定していない土地は、買主が安心して買えません。仲介で一般の買主に売る場合は、測量して境界を確定する「確定測量」を求められることが多く、費用は30〜80万円程度、期間は1〜3ヶ月が目安です。買取の場合は、現状のまま買い取って測量は買主側で行うことが多いため、この費用と期間を省けます。
2. 地目と用途地域
登記上の地目が「宅地」以外(田・畑・山林など)だと、住宅を建てるための手続きが必要になり、買主が限られます。また、市街化調整区域の土地は原則として建物を建てられないため、売却が難しくなります。地目は登記事項証明書、用途地域は札幌市の都市計画情報で確認できます。
3. 古家・埋設物・擁壁の有無
古い家が残っている土地は「古家付き土地」として売れます。解体して更地にすると固定資産税が上がるため、売却の目処が立つ前に解体するのはおすすめしません。地中に古い基礎や浄化槽が残っている場合や、擁壁が古い場合は、買主から撤去や補修を求められることがあります。
使わない土地を売却する流れ
1. 登記事項証明書と固定資産税の納税通知書で、名義・地目・評価額を確認する
2. 不動産会社に査定を依頼し、仲介と買取の両方の価格を聞く
3. 境界・古家・埋設物の状況を伝え、必要な手続きと費用を確認する
4. 仲介なら媒介契約を結び売り出し、買取なら価格と引き渡し日を決めて契約
5. 売買契約、残金決済・引き渡し
名義が亡くなった親のままの場合は、相続登記(2024年4月から義務化)を先に済ませる必要があります。
売れにくい土地の対処法
次のような土地は、仲介で一般の買主を探しても長期間売れないことがあります。
・間口が狭い、旗竿地、三角地など形が悪い
・道路に接していない、または接道が2m未満で建物を建てられない
・市街化調整区域や、上下水道が引かれていない
・札幌市の郊外や近郊の町村で、住宅需要が少ない
このような土地の対処法は3つあります。
1. 隣地の所有者に買ってもらう:隣の人にとっては自分の土地が広くなり、形も良くなるため、一般の買主より高く買ってもらえることがある
2. 不動産会社に買取してもらう:形が悪い土地や再建築不可の土地も、不動産会社なら活用方法を見つけられることがある
3. 貸す:駐車場や資材置き場として貸し、収入で固定資産税をまかなう
株式会社レックでは、売れにくい土地についても、隣地への打診や買取の可否を含めてご相談いただけます。
土地を売却したときの税金
土地を売って利益が出た場合、譲渡所得税がかかります。税率は所有期間5年超で約20%、5年以下で約39%です(住民税・復興特別所得税を含む)。自宅の敷地でない土地には3,000万円特別控除は使えません。 ただし、取得費(購入したときの価格)が分からない場合、売却価格の5%しか取得費として認められず、税金が多くなることがあります。親から相続した古い土地はこのケースが多いため、購入時の契約書や領収書が残っていないか確認してください。相続税を払った方は「取得費加算の特例」で税金が減る可能性もあります。適用の可否は個別の事情で変わるため、税理士または税務署にご確認ください。
使わない土地を早く手放したい場合は買取が現実的です
測量や古家の解体、境界の確認などに時間と費用をかけずに手放したい場合は、不動産会社の買取が現実的です。株式会社レックの買取では、お問い合わせから引き渡しまで2週間〜1ヶ月程度が目安で、現状のまま引き渡せます。仲介手数料はかからず、境界の未確定や古家付きの状態でも相談できます。
買取価格は仲介で売れた場合の相場より低くなることが一般的ですが、測量費・解体費・売れるまでの固定資産税と管理費を差し引いて比べると、実質的な差が小さくなるケースも多いです。
よくある質問
Q. 使っていない土地の固定資産税はどのくらいですか?
固定資産税評価額の1.4%(都市計画税は0.3%)が基本です。更地は住宅用地の特例がないため、家が建っている土地より税額が高くなります。納税通知書で毎年の税額を確認できます。
Q. 境界が確定していない土地でも売れますか?
A. 売れます。仲介では確定測量を求められることが多いですが、買取なら現状のまま買い取って測量は買主側で行うのが一般的です。
Q. 古い家が建ったままの土地は解体してから売った方がいいですか?
A. 売却の目処が立つ前の解体はおすすめしません。解体費がかかる上、更地にすると固定資産税が上がります。古家付き土地として売るか、買取で現状のまま引き渡す方法があります。
Q. 札幌市外の郊外にある土地でも買取できますか?
A. 立地によります。札幌市および北広島市など近郊は対応していますので、まず所在地をお知らせください。買取が難しい場合も、隣地への打診など他の方法をご案内できます。
まとめ
札幌で使わない土地は、持ち続けるだけで固定資産税と管理費がかかり続けます。売る前に境界・地目・古家の状況を確認し、市内の住宅地なら仲介か買取、形が悪い土地や郊外の土地なら隣地への売却や買取という整理で進めてください。測量や解体の費用をかけずに手放したい場合は、現状のまま引き渡せる買取が現実的です。
株式会社レックでは、使わない土地の売却について、仲介・買取の両方の価格のご提示と、売れにくい土地の対処法のご相談に対応しています。「この土地は売れるのか」という確認からで構いませんので、お気軽にお問い合わせください。
監修:大友 涼(宅地建物取引士 第023280号)/株式会社レック(北海道知事免許 石狩(5)第6789号)
札幌市中央区南一条西24丁目1-6 レクシブ裏参道7F|2002年創業、札幌市を中心に不動産の買取・売却・管理を行っています。
※税金に関する記載は執筆時点の一般的な制度の説明であり、適用の可否は個別の事情により異なります。最終的な判断は税理士または税務署にご確認ください。

